あっちーね室内楽団 第19回公演
"せんぷれ・あっちーね 結成10年記念演奏会"
日頃より、あっちーね室内楽団の活動を支えていただき、ありがとうございます。みなさまのおかげをもちまして、わたしたちも10年を迎えることができました。この10年、開催地の変遷、メンバーの入れ替わりがありつつも、熱く音楽を行うという芯はブレずに来ることができたことを、とても喜ばしく思っております。
今回演奏するのは、わたしたちが結成初のコンサートで披露した、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番です。きらびやかな悲しみ、とわたしは表現しているのですが、このメンデルスゾーンの情感のようなものが表現できればと思います。
メンデルスゾーンは、バッハの再発掘をした人物としても知られ、この曲にもそのエッセンスが散りばめられています。中でも特徴的なのが、「コラール」の採用です。ルター派の「みんなが歌える讃美歌」モチーフといって多分間違いではないと思いますが、特徴的なメロディを印象付ける曲となっています。
もう一曲は、新たな曲として、メンデルスゾーンの盟友でもあったシューマンのヴァイオリン・ソナタを紹介しようと思っています。この曲もまた、メンデルスゾーンの曲と同じく、「コラール」が見どころの一つとなっています。
この曲はわたしたちがこれまでに演奏してきたブラームスやフランクといった作曲家の作品にも影響を与えたと考えられています。ぜひ、初演者であるヨアヒムをして「当代最高の曲」と言わしめたこの曲がどのようなものか、どのような熱さが人をとらえ、歴史をつくったのか、お聞きいただければ幸いに存じます。



















